ねぶた研究イントロダクション

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私は大学院でねぶた祭の研究をしていました。特に、青森ねぶた祭期間中のみ特設されるキャンプ場の利用者を対象としていました。もう大学院は修了しているので、今は在野研究者になります。このキャンプ場の研究が面白すぎて、今も継続して行っております。このページを通じて、研究結果を公表したいと考えています。

なぜここで公表するのか

研究成果を還元したいが、届かない現実

修士論文に研究成果をまとめました。配布用の論文も作って配りました。今度学会に論文投稿して、査読論文としてジャーナルに掲載してもらう予定です。でも、キャンプ場の一般利用者は旅人なわけですよ。旅人があんな堅苦しい論文を読みますか。ぶっちゃけ、意図的に堅苦しくしているところがあるので、そんなの取っ払っちゃえばいいじゃない。っていうか、今時紙媒体ベースってどういうことやねん。今はスマホの時代やで。つまり、たとえば日本一周中の貧乏チャリダーであっても気軽に閲覧できるような形態にして公表すべきだと思うわけです。旅行中のチャリダーに重い論文渡すとか終わってるわ。

今の俺は、在野研究者という”無敵状態”なのだ!

俺は今、ただの在野研究者だから、自分の好きなように研究ができる。好きなように公表できる。アカデミックの慣行に従わずに、旅人に面白がってもらえるような形で公表してもいいわけですよ。先行研究がどういうのあるとか、旅人はそんなに気にしないわけですよ。そういう論文の形式なんて全部取っ払っちゃって、旅人が読みたい、知りたい(まぁ平たくいえば読者ニーズにあわせる)と思える情報を、ここで提供したいと思うわけだ。

ちなみに、俺の大学院の先輩は、自分の研究を同人誌にしてコミケで売ってる。そういうゆるさがあったほうが、面白いし、一般人にとっても研究がもっと身近な存在になるんじゃないかな。

想定される読者に適した形で研究成果を還元したい

つまりこういうことです。学会でふんぞり返ってるおっさん方には論文という形態で、ヲタク気質な人たちには同人誌という形態で、ライダー・チャリダーには、Webサイトで、研究成果を還元する。決して、アカデミックをバカにしているわけではない。むしろ敬意を表してるし、できることならアカデミアの発展に寄与したい。だけど、ライダーチャリダーに論文を配るってなんかおかしくない?!っていう小学生でもわかることを、見て見ぬ振りしてプロダクトアウトで旅人に接するのをやめたほうがいいよね、っていうことです。老人にジャンプを渡すようなものだろ。

もちろん、このWebサイトをきっかけにして、論文も読みたいなって旅人が思ってくれたら、これほど嬉しいことはない。旅人の世界を広げられたっていうことだから。

掲載する研究成果について(予定)

では、実際に何を載せていくか。現在、以下のことについて整理して載せていく予定です。

グループの紹介

調査に協力してくれてありがとうございました!こんなに個性的で面白いグループがあるからこそ、ねぶたのキャンプ場は成立している。こんな面白い人たちを紹介しないわけにはいかないじゃないか。

キャンプ場の歴史

ねぶたのキャンプ場、すごすぎます。なぜなら、私が生まれるずっと前(?)から存在していて、なくなりかけたり、運営体制が大きく変わったり、入れてもらう運行団体も変わったり、紆余曲折あって今がある。私の研究では、これをある程度明らかにできたので、公表したい。

旅人がねぶた祭に与えている影響

旅人のみなさま、すごすぎます。あなたがたは、ねぶた祭を変容させてしまってますよ。当事者である旅人は、「全力でねぶたに参加しているだけだ!!」って思ってるかもしれないけど、それがねぶた祭に与えている影響って、凄まじいものであることが、今回の研究で明らかになった。だから、「旅人のみんな、まじですげえよ」っていう、俺の気持ちをみんなと共有したい。

さいごに

こんな感じで、公表できていったら良いな、と考えております。多分、すごい時間かかると思うが、現状考えられる中で、最もこれが旅人の皆様に還元する最良の方法だと思ってます。来年のねぶたまでにはある程度コンテンツが充実するよう、がんばります。