大和田村 

ねぶた

ねぶたのキャンプ場に存在するグループの中でも異様な雰囲気を放っているのがこのグループ。村長のねぶた愛が半端ないが、必ずしも全ての村民が跳人になるわけではなく、ダラダラする人もいて、この「ゆるさ」も魅力。大和田村は、鬱蒼と茂る林の中に毎年出現し、「スラム街」とも揶揄される特徴的な景観を醸し出している。

村長紹介

大和田康さん。もうこの出で立ちでやばい。村民の一人が彼を「村長」と呼び出し、今ではその呼称が定着してしまっている。なお、ねぶたの時だけ髪の毛の色がかわる。

怖い人ではありません

村長のねぶた愛は尋常じゃない。もちろんフル跳ねで、しかも常に最前列で旅人跳人はもちろん、一般跳人、観客を煽りまくり、そして時には溢れ出る覇気を用いてカラスハネトの牽制すら行う、タフガイ。

完全にゴリラです

参加しだして3年目には、腕に「跳人魂」のタトゥーも入れしまい、近年ではそれを真似する崇拝者まで現れてしまう始末。

村成立の経緯

村長、日本一周中にねぶたキャンプ場の存在を知る

中学生の時からチャリダーとして、日本全国を駆けずり回っていた村長。そんな彼がはじめてねぶた祭に参加したのは2004年。この年から、仲良くなった数人と最前列で跳ねたことがきっかけで、ねぶた沼にドハマリしたという。この時から、村長の1年の中心はねぶた祭となり、ねぶたを中心に1年の予定を組む生活が始まる。

村民の形成過程

村長は当時旅に明け暮れており、日本のどこにいても、ねぶたの時期になったら青森に戻ってくる生活をしていた。道中、出会った旅人にねぶたの参加の提案を繰り返し行ったとのこと。その結果8月になれば、村長の知り合いが青森に集結し、「村民」集団が形成されるようになった。

村長の熱心なリクルーティングの結果、今では100人を超える人々が村民として認識されている。さらに村民が自身の友達を村に呼び村民化したり、村民を派遣する福島のライダーハウスが存在するのも、人口増加の要因である。その中で、毎年安定して訪れるのは30人くらい(年によりメンバーの大きな変動あり)とのことだ。

跳人の英才教育実施中

村長は現在、最愛の娘を最強の跳人に育て上げるべく、英才教育を行っている。ねぶたバカと親バカが同時に発現しまっており、子供に悪影響を及ぼさないかいささか心配であるが、数年後が楽しみであることには変わりない。

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参考

本記事は2017年9月20日、及び2020年3月30日に行った村長からの聞き取り調査を主なソースとして構成されています。
なお、写真は一部村長より提供いただいており、著作権は私に帰属しません(記事は私に帰属します)。そのため無断転載は固くお断りします。

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